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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

シリーズ2回目は日本橋から少し飛んで、田安門から歩き始めました。今年は風邪を引いて千鳥ヶ淵の満開の桜を見損なってしまいましたが、花を散り終えて赤い花柄を残す桜の下に、紫のショカッサイと黄色い菜の花が土手を埋め尽くすさまは好きな風景のひとつです。街中では八重桜が満開となっていました。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・中村貞子


その2 [田安の台から柳森神社]

挿絵:長谷川雪旦 お茶の水 水道橋 神田上水懸樋


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所要時間:田安門(10分)築土神社(10分)俎橋(16分)三崎稲荷神社(8分)外堀通り神田上水懸樋跡石碑(6分)サイカチ坂神田上水懸樋跡説明板(20分)太田姫稲荷神社(17分)同元宮跡(7分)「御成道」説明板(12分)柳森神社
田安門内側から桜の散ったあとの眺め。 元飯田町中坂、ビルの谷間にある築土神社。このさらに奥には世継稲荷がある。
安永9年(1780) 氏子によって奉納された筑土(つくど)神社の狛犬阿像。頭に注目。 水道橋駅脇の三崎神社。由来を書いた説明板もなく、愛想がない。
外堀通りお茶の水坂にある神田上水懸樋跡石碑。散った桜が降り積もっていた。(写真選択→拡大) 反対側、サイカチ坂の線路脇にある懸樋跡説明板の向かい側マンションにディスプレイされていた50分の1模型。サイカチのさやを置いてあるのがいいね。(写真選択→拡大)
太田姫稲荷神社。駿河台道灌道(本郷通りに出る道)と池田坂の交わるところにひっそりと。鳥居脇に壊れかかった狛犬が放置されていたのが気になった。 聖橋南詰め、淡路坂上には太田姫稲荷の元宮跡。御神木はムクノキ。その御神木に遷座のいきさつが書かれた説明板がくくりつけられていた。
「太田姫稲荷元宮」説明板。(写真選択→拡大) 万世橋からみる赤煉瓦高架。「御成道」説明板はこの裏側のちょうど筋違橋が架かっていた辺りに立っていた。
「御成道」説明板。高い場所にあって、おまけに相当傷んでいて読みにくい。(写真選択→拡大) タヌキがユニークな柳原通りの柳森神社。思いがけず御衣黄が満開で見事な眺めになっていた。(写真選択→拡大)

バナースペース

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