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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 前回に引き続き、白金台から高輪・東五反田・上大崎方面へと歩きました。今回の範囲で図会に取り上げられた名所はすべて寺と神社です。その中には江戸の庶民に親しまれた山手七福神の一部も含まれています。
 歩いたのは秋晴れの続く10月で、実に爽快な気分でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その23 [最正山覚林寺から誕生八幡宮]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲瑞聖寺(ずいしょうじ)

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程2時間30分ほど。
東京メトロ・都営地下鉄白金高輪駅-4分-最正山覚林寺-5分-廣岳院-2分-英一蝶の墓 (承教寺)-3分-高野山宿寺(高野山東京別院)-12分-雉子の宮(雉子神社)-2分-元三大師堂(宝塔寺)-6分-(番外)畠山記念館(細川家下屋敷跡)-10分-紫雲山瑞聖寺-8分-妙見大菩薩(妙圓寺)-7分-誕生八幡宮(誕生八幡神社)-2分-JR・東急線目黒駅
覚林寺の山門は安政3年(1856)再建で、寺内最古の建造物。 境内にある天水桶。文政9年(1826)に奉納されたもの。
山手七福神の一つ毘沙門天を祀る毘沙門堂。 廣岳院の境内にひっそりと立つ供養塔。
承教寺の総門前にある虎石像。歯をむき出した顔はちょっぴりお茶目? 本堂前にある絵師英一蝶(はなぶさいっちょう)の墓。石を積み上げた形が面白い。
高野山東京別院本堂前にある不動堂。ちらりと炎が見えるので… 中を覗くと「護摩の行」が行われていた。
高野山開創1200年を記念して建立されたばかりの明神社がずらりと並んでいる。 祭礼の提灯が灯る雉子神社の鳥居。後ろにはビルしか見えない。
拝殿はビルの中にあった! 宝塔寺の元三大師堂。堂前には常夜灯や石碑が並ぶ。
墓地にある2基の庚申供養塔は寛文8年(1668)と12年に立てられたもの。 (番外)畠山記念館の庭では茶会が開かれていた。
瑞聖寺の大雄宝(おうほう)殿。中央の扉にはわずかに隙間が空いている。 内部には本尊の釈迦如来坐像が安置されていた。
その右手には七福神の布袋尊像もある。 妙見大菩薩と寿老人・福禄寿を祀っている妙圓寺の妙見堂。
扉の上には橘右近の奉納額が掲げられている。 誕生八幡神社の本殿前にある天然記念物の大イチョウ。

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