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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 今回巡るのは主に目黒区の北部で、坂歩きや川歩きが楽しめる地域です。歩いたのは10月の秋晴れの日でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その29 [駒場野から正一位子の明神社]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲駒場野

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程3時間ほど。
井の頭線駒場東大前駅-2分-駒場野公園-6分-御用屋敷跡-12分- 上目黒氷川神社(氷川明神祠)-5分-目黒川-10分-北野神社 (天満宮)-5分-目切坂-5分-目黒元富士跡-1分-旧朝倉家住宅-2分-猿楽塚(去我苦塚)-10分-蛇崩川-3分-蛇崩川緑道-25分-芦毛塚(足毛塚)-10分-駒繋神社(正一位子の明神社)-13分-東横線祐天寺駅  (括弧内は江戸名所図会の項目名)
明治初期、駒場野に設立された駒場農学校の跡地は現在駒場野公園。園内に当時の面影を残す「ケルネル田圃(たんぼ)」がある。 駒場野公園の近くにある「御用屋敷跡」の説明板。(写真選択→拡大)
玉川通り(旧大山道)に面して建つ上目黒氷川神社の鳥居。 上目黒氷川神社の説明板。(写真選択→拡大)
鳥居の後ろにある天保13年(1842)の道標には「大山道 せたがや通り 玉川通り」と刻まれている。 境内にある冨士浅間神社は目切坂にあった「目黒元富士」を末社としたもの。
富士講の石碑も移築されている。富士山の形をしているのが面白い。 目黒川沿いの住宅地の中にある北野神社。こちらも現在は上目黒氷川神社の末社になっている。
境内には菅原道真公の像を安置する祠と、石剣を納めたという稲荷社が並んでいる。 江戸の風情を残す目切坂。坂の途中に「目黒元富士」があった。
坂上には、大正時代に建てられた旧朝倉家住宅(重要文化財)が一般公開されている。 灯籠を配した庭園が実に見事。
代官山ヒルサイドテラスの敷地にある猿楽塚。塚全体が猿楽神社になっている。 「猿楽塚」の説明板(写真選択→拡大)
塚の頂上にある猿楽神社の祠。 蛇崩(じゃくずれ)川緑道は草花を楽しめる散歩道。
道路の真ん中に立っている「芦毛塚」の石碑。 「芦毛塚」の説明板。(写真選択→拡大)
源頼朝が境内の松の木に愛馬を繋いだという駒繋神社。 境内にある「3代目駒繋の松」の石碑。4代目はまだ植えられていない。

バナースペース

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