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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 今回は世田谷区の豪徳寺から弦巻の辺りを巡ります。世田谷城跡をはじめ世田谷吉良氏の遺構が数多く残る地域です。歩いたのは梅の香る2月下旬から3月上旬でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その31 [大渓山豪徳禅寺から世田谷八幡宮]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲世田谷豪徳寺

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程2時間30分ほど。
小田急線豪徳寺駅-10分-大渓山豪徳禅寺-2分-世田谷城阯公園(吉良氏古城の跡)-4分-世田谷八幡宮(宮坂八幡宮)-5分-延命山勝光禅院-10分-世田谷代官屋敷(番外)-6分-鶴松山実相院-6分-弦巻神社(世田谷八幡宮)-10分-田園都市線桜新町駅 (括弧内は江戸名所図会の項目名)
井伊家の菩提寺であった豪徳寺の山門(四脚門)。 「三世仏(さんぜぶつ)」が安置されている仏殿。小窓から中がのぞける。
鐘楼は紅梅に彩られていた。延宝7年(1679)銘の梵鐘は世田谷区内最古。 松福庵(招福庵)の周りには招き猫がびっしりと並んでいる。
「井伊家墓所」説明板。(写真選択→拡大) 井伊家墓所の一番奥にある井伊直弼の墓。
世田谷城阯(じょうし)公園の「世田谷城跡」説明板。(写真選択→拡大) 土塁の横には春を告げる椿が咲いていた。
中を歩いてみると空堀の広さが実感できる。 風格のある世田谷八幡宮社殿。
現在も奉納相撲が行われる土俵場。 勝光院の吉良家墓所。
ここの本堂の前にも紅梅が… こちらの梵鐘は元禄11年(1698)銘で、世田谷区内で2番目に古い。背景の竹林が見事!
ボロ市の開かれる通りにある「世田谷代官屋敷」説明板。(写真選択→拡大) 堂々たる造りの代官屋敷表門(長屋門)。
母屋の裏庭では白梅が満開。 実相院の境内には巨石が数多く並んでいる。
静かなたたずまいの本堂。 弦巻神社はこの地にあった稲荷社と近隣の八幡社・向天神社を合祀している。

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