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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 今回は甲州街道第一の宿場であった内藤新宿周辺、および橋の名が付近一帯の地名となった鮫河橋(さめがはし)辺りを巡ります。歩いたのは、まるで梅雨に逆戻りしたような天候の8月上旬から中旬でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その34 [内藤新宿から永固山一行院]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲四谷内藤新駅(しんじゅく)

所要時間: 歩く時間と見学時間を入れて全行程2時間半ほど。
東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅-5分-内藤新宿開設三百年記念碑-1分-新宿御苑大木戸門-10分-霞関(かかん)山太宗寺-15分-護本山天龍寺-5分-追分-1分-新宿三丁目駅-丸ノ内線-四ツ谷駅-7分-鮫河橋坂-4分-みなみもと町公園-3分-四谷鮫河橋地名発祥の碑-3分-赤坂御用地鮫が橋門-10分-千日坂-2分-永固(えいこ)山一行(いちぎょう)院(千日谷浄苑)-2分-JR中央線信濃町駅
四ツ谷区民センターの脇にある「内藤新宿開設三百年記念碑」。(写真選択→拡大) 隣には「高遠小彼岸桜」が移植されている。
信州高遠藩内藤家の下屋敷跡は新宿御苑になっている。 太宗寺の境内では猫が昼寝中だった。後ろは不動堂。
江戸六地蔵の一つ、「銅造地蔵菩薩坐像」。 「銅造地蔵菩薩坐像」の説明板。(写真選択→拡大)
隣にある閻魔堂。 点灯スイッチを押すと金網越しに閻魔像が浮かび上がる。どこかユーモラスな顔つき。
形状が十字架を表しているという「切支丹灯籠」。 不動堂に祀られている「三日月不動尊」。額の三日月が印象的。
天龍寺境内の「時の鐘」。 「時の鐘」の説明版。(写真選択→拡大)
寺務所の中に展示されている「やぐら時計」。 「やぐら時計」の説明版。(写真選択→拡大)
甲州街道と青梅街道との分岐点であった追分は現在の新宿三丁目交差点。 赤坂迎賓館の脇を下る鮫河橋坂。緑のトンネルと石垣が美しい。
みなみもと町公園の西端にある「鮫ヶ橋せきとめ神」の祠。 境内に立つ「四谷鮫河橋地名発祥の碑」。
赤坂御用地鮫が橋門。ここに鮫河橋が架かっていた。 一行院へと上る千日坂。
一行院は現在工事中。新築された「千日谷浄苑」の建物は隈研吾の設計によるもの。 信濃町駅前の歩道橋から見た舎利塔。

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