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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

江戸名所図会を歩く

 今回は千駄ヶ谷から代々木、代田橋、高井戸と広い地域を回るため、電車移動を多用しています。歩いたのは、本格的な秋の訪れを感じる9月下旬から10月上旬でした。

【取材】歩いた人(文・写真):広報部会・菊池真一


その35 [新日暮里から鬼子母神]

   挿絵:長谷川雪旦  ▲千駄ヶ谷八幡宮

所要時間: 歩く時間・電車移動時間・見学時間を入れて全行程4時間ほど。
都営地下鉄大江戸線国立競技場駅-8分-法雲山仙寿院-4分-観谷山聖輪(しょうりん)寺-3分-鳩森(はとのもり)八幡神社-6分-JR千駄ヶ谷駅-小田急線新宿駅-代々木八幡駅-4分-代々木八幡宮-4分-代々木八幡駅-京王線新宿駅-代田橋駅-5分-代田橋跡-5分-代田橋駅-上北沢駅-7分-甲州道中一里塚跡-8分-宗源寺-3分-清月山覚蔵寺-6分-桜上水駅
江戸時代には「新日暮里(しんひぐらしのさと)」と呼ばれる名所だった仙寿院。現在の本堂は戦後再建されたもの。 「法雲山仙寿院沿革」の説明板。(写真選択→拡大)
「お万榎」と呼ばれる榎の大木があった榎坂。 聖輪寺の本尊であった如意輪観音に由来する観音坂。
元の如意輪観音は戦災で焼失し、現在、聖輪寺の本堂には写しが祀られている。 「聖輪寺観音略縁起」の説明板。(写真選択→拡大)
鳩森八幡神社(千駄ヶ谷八幡宮)の境内にある富士塚は、都内では現存最古のもの。 「千駄ヶ谷の富士塚」の説明板。(写真選択→拡大)
富士塚の絵図が掲示されているのは珍しい。 同じ境内にある「将棋堂」。中には日本将棋連盟から奉納された大駒が納められている。
「将棋堂由来記」の説明板。(写真選択→拡大) 山手通り沿いにある代々木八幡宮(代々木野八幡宮)。
鎮守の森と呼ぶにふさわしい境内のたたずまい。 参道の途中には「代々木八幡遺跡」として古代住居が復元されている。
古代住居との対比が目を引く社殿。 代田橋駅付近の玉川上水に架かる「ゆずり橋」。
玉川上水の流れを復活した水路が続いている。上を横切っているのは京王線。 水路は甲州街道の手前で暗渠となっている。この先に代田橋(代太橋)が架かっていた。
上北沢駅付近の甲州街道沿いにある「甲州道中一里塚跡」の説明板。(写真選択→拡大) 下高井戸宿の本陣が隣にあった宗源寺。ここにあった「高井堂」が高井戸の地名の由来ともいわれている。
日蓮聖人作の鬼子母神像を安置する覚蔵寺の本堂。 境内にある「日蓮聖人五百遠忌塔」は天明元年(1781)に寄進されたもの。

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