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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

見学会


忍城・国宝「妻沼聖天」・さきたま古墳群を巡る見学会(バスツアー)

 秋のバス見学会といえば、平成22年は千葉県成田、23年は群馬県富岡、24年の栃木県は日光、25年10月3日は埼玉県という具合に関東各県を巡ってきました。今回は、埼玉県の熊谷と行田を一日巡るだけで、古代から平安・中世・戦国、江戸時代を一挙に体感できた思いです。
 熊谷市の妻沼(めぬま)聖天(しょうでん)山(ざん)は平安時代の治承3年(1179)創建、その本坊歓喜(かんぎ)院は建久8年(1197)の開創です。現在の御本殿は江戸中期に建造された貴重な文化遺構で、宝暦10年(1761)に完成し、平成23年に保存修理され、翌24年に国宝に指定されました。
 行田市の忍城(おしじょう)は成田顕泰により室町時代に築城され、戦国・江戸・明治へと続きました。さきたま古墳群は、タイムスリップしたような臨場感を味わえる貴重な古代遺跡です。

【記録】文・写真:広報部会・国定美津子


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朝7時半、江戸博横に会員と同伴者の方々128名が集合。 予報では夕方雨ですが…晴れた空、バス3台が次々出発!
「貴惣門」は妻沼聖天山の総門で、国指定重要文化財建造物です。 「貴惣門」の妻側から見える、この奇抜な意匠は関東唯一とのこと。
「斉藤別当実盛の銅像」聖天堂を創建した斉藤実盛は平氏ですが、妻の妹・千鶴は、源氏木曽義仲の乳母でした。 『武州妻沼聖天山図』この鳥瞰図を見ているだけで、壮大さが一目瞭然。(写真選択→拡大)
「国宝聖天山本殿」この歓喜院聖天堂は、宝暦10年(1761)に創建。平成15年から修理され、華麗な色彩も復元。 「本殿の奥殿・中殿」裏・側面の外壁は、日光にも劣らぬ豪華絢爛。(写真選択→拡大)
「本殿奥殿」下方の「アゲハ蝶と戯れる猫」に注目!左甚五郎の4世・5世の作ともいわれますが…。 「本殿中殿」上方には、枇杷の葉陰から小猿が覗いています。ガイドさんの説明に一同、首を伸ばして探しました。
「ふじみ鮨」で、ちらし寿司の昼食。行田の名産は古代蓮レンコンです。 「忍城の御三階櫓」天守閣代わりの櫓で、丸墓山古墳からも見えます。
『忍城東門内』 演舞を披露する「忍城おもてなし甲冑隊」です。 『さきたま公園案内図』古墳群は、見れば見るほど不思議な世界です。(写真選択→拡大)
「史跡埼玉村古墳群碑と石田堤」忍城攻めの時に、この古墳を拠点に石田堤が造られ、全長28キロを一週間で築きました。 「丸墓山古墳頂上から」6世紀前半に造られ、円墓としては日本最大。上杉謙信もここから忍城を偵察したようです。

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