赤穂四十七士の凱旋コースを歩く(後半)
寒さが本格化した12月9日(日)、曇り空の中を東銀座・歌舞伎座前に集合して、終着地泉岳寺を目指して出発しました。銀杏が美しく色づいた昭和通りや京浜国道など、歩いたのはほとんどが道幅の広い道路でした。ビルが立ち並ぶ都心とはいっても、日曜日でもあり繁華街を通らなかったため、のんびりとした散歩コースです。新橋の田村右京太夫邸跡では、「浅野内匠頭終焉の地」の石碑が立っていました。日比谷通りの歩道上にあれほど大きな石碑があるとはびっくりしました。この時期、映画やテレビで数々の忠臣蔵のエピソードが語られますが、今回の行程にもいくつかありました。泉岳寺近くの細川越中守邸跡では切腹の座(「大石良雄外十六人忠烈の跡」)がそのまま残されており、ここにお預けになった浪士たちが厚遇されたことなど、臨場感あふれる紹介がありました。そして時節柄たくさんの人が訪れている泉岳寺で、線香の煙が漂う墓所を巡り、約3時間半の行程を終了しました。
【取材】文・写真:広報部会・大橋弘依
この見学会の詳しい記事は『えど友』108号(3/1発行)に掲載されます。
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