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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

見学会


赤穂四十七士の凱旋コースを歩く(後半)

 寒さが本格化した12月9日(日)、曇り空の中を東銀座・歌舞伎座前に集合して、終着地泉岳寺を目指して出発しました。銀杏が美しく色づいた昭和通りや京浜国道など、歩いたのはほとんどが道幅の広い道路でした。ビルが立ち並ぶ都心とはいっても、日曜日でもあり繁華街を通らなかったため、のんびりとした散歩コースです。新橋の田村右京太夫邸跡では、「浅野内匠頭終焉の地」の石碑が立っていました。日比谷通りの歩道上にあれほど大きな石碑があるとはびっくりしました。この時期、映画やテレビで数々の忠臣蔵のエピソードが語られますが、今回の行程にもいくつかありました。泉岳寺近くの細川越中守邸跡では切腹の座(「大石良雄外十六人忠烈の跡」)がそのまま残されており、ここにお預けになった浪士たちが厚遇されたことなど、臨場感あふれる紹介がありました。そして時節柄たくさんの人が訪れている泉岳寺で、線香の煙が漂う墓所を巡り、約3時間半の行程を終了しました。

【取材】文・写真:広報部会・大橋弘依

この見学会の詳しい記事は『えど友』108号(3/1発行)に掲載されます。


元浅野大学屋敷近くの歌舞伎座前を出発 銀杏が色づいた昭和通りを汐留へ
発掘された汐留遺跡 浪士たちが渡った汐留橋の説明を聞く
復元された旧新橋停車場 日比谷神社前の広い交差点
切腹最中を売る和菓子店 浅野内匠頭終焉の地
田村右京太夫屋敷跡 東京タワーを間近に現在地確認
遠目に見た芝大神宮の結婚式 金杉橋の船溜まり
金杉橋で磯貝十郎左衛門の逸話を聞く 水野監物邸跡の説明板(写真選択→拡大)
水野監物邸跡は飲み屋街に 札ノ辻の高札場は大木戸に移された
脱落浪士が待ち構えていた御田八幡神社 高輪の街へは急坂を上って
切腹の座が残る細川越中守邸跡 大石良雄外十六人忠烈の跡
サザンカが咲く狭い坂道を泉岳寺へ 泉岳寺に到着
内蔵助は何を見ているのか 伝えられる数々の逸話(写真選択→拡大)
線香の煙の中で墓参 見学会参加者も列をなして
内蔵助の墓前で 夕暮れ迫る泉岳寺で解散

バナースペース

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