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学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

見学会


「渋沢栄一の足跡を訪ねて」(王子・飛鳥山周辺)

 11月27日(土)のお昼過ぎに、JR京浜東北線の王子駅に集合。晴天で見学日和でしたが、風が冷たく、寒さに震える参加者の姿もちらほら。今回は、抄紙会社発祥の地をはじめ、音無親水公園や飛鳥山公園、七社神社など、渋沢栄一ゆかりの地を楽しく巡りました。大河ドラマの影響もあってか、飛鳥山公園は多くの家族連れで大賑わい。旧渋沢庭園では、まだ残る色とりどりの紅葉を楽しみながら晩香蘆や青淵文庫などを見学。見所満載のあっというまの3時間で、最後は公園内の渋沢史料館の前で解散でした。

【取材】文・写真:広報部会・田辺友紀子

この見学会の詳しい記事は『えど友』125号(3/1発行)に掲載されます。


JR王子駅中央口改札に参加者の方々が続々と集合。 抄紙会社(のちの王子製紙)の王子工場跡地に建てられた「洋紙発祥の地碑」。羊皮紙にちなんだ羊の台座が可愛らしい。
「お札と切手の博物館」。外観だけを見学。 かつては高級料亭であった「扇屋」。御祝の席で渋沢栄一(以下、渋沢)もよく使ったとか。厚焼き玉子は昔からの名物。
紅葉残る音無親水公園。水車の辺りには水流みえず…。 石神井川にかかる音無橋。3連のアーチ型鉄筋コンクリート橋で、渋沢はこの橋の建設費などを支援した。
旧醸造試験所第一工場(赤煉瓦酒造工場)。煉瓦は、渋沢が設立した会社で作られたものを使用。ドイツのビール工場がモデル。 飛鳥山公園の木々が色とりどりに染まる。まだまだ見ごろの紅葉が美しい!
飛鳥山公園内に立つ「明治37-8年戦没記念碑」。北豊島郡から日露戦争に出征した兵士を記念する碑。碑の後ろには… 碑の後ろ、発起人のところに、またもや渋沢(男爵)の名前が!どこにでも出没されますね!?(写真選択→拡大)
旧渋沢庭園の入り口看板。本邸の敷地の広大さに面食らう…。(写真選択→拡大) 茶席「無心庵」跡。縁先にあった石製の手水鉢がほぼそのまま残っている。
旧渋沢庭園内に立つ渋沢栄一像。渋沢の還暦祝いに寄贈されたもので、151cmの等身大銅像。結構小柄な方でしたのね。 戦災をまぬがれ、当時のままの姿で残っている晩香廬。渋沢のお気に入りの建物で、ここで多くの賓客を迎えた。
青淵文庫。渋沢家の家紋「丸に違い柏」をモチーフにしたステンドグラスやタイルが非常に華やかで美しい。 旧渋沢庭園の敷地を一旦出て、渋沢が氏子となっていた七社神社へ。渋沢はこの神社に多額の寄付をしている。
境内では、願掛公孫樹(がんかけいちょう)が黄金色に染まり、青空に映えて光り輝いて見える。 西ヶ原一里塚。現存している都内の2カ所の一里塚のうちの1つ。渋沢らの保存運動により残された。
渋沢史料館の前の渋沢栄一像。ここで解散。お疲れ様でした!


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