本文へスキップ

学ぼう <江戸東京の文化> そして、未来へ

  

見学会


深川・木場・洲崎探訪

 5月13日、天気予報は午後から雨。集合場所の門前仲町駅近くで、次々とやってくる参加者は一定数集まると足早に行動開始となりました。今日の見学会は洲崎までのコースですが、最後までたどりつけるか不安なため、深川不動堂で予定していた30分ほどの堂内参観は取りやめとなりました。深川公園から木場までの見学は順調に行きましたが木場公園にたどり着いたところで本格的な雨となったため、洲崎はまたの機会のお預けとなりました。

【取材】文・写真:広報部会・中村貞子

この見学会の詳しい記事は『えど友』104号(7/1発行)に掲載されます。


門前仲町駅から深川公園へ。この公園から深川不動堂、富岡八幡宮までの広い一帯が永代寺の境内だった。空模様が怪しい。 現在の永代寺は深川不動堂の参道にある。もとは永代寺塔頭吉祥院。
深川公園内にあるかつての永代寺の様子を描いた絵。左右の池の間の赤い建物が永代寺。富岡八幡宮は右上の池のさらにその先にある。広大な永代寺と富岡八幡宮の敷地は上を流れる十五間川とその支流に囲まれていたのがよく分かる。(写真選択→拡大) 日清戦争の勝利を記念して建てられた石造燈明台を見学。びっしりとはられた石版には歌舞伎役者や魚河岸、吉原・洲崎の遊郭や割烹料理屋などの名が刻まれている。
深川不動堂を参拝。仏殿の拝観は時間の関係で割愛されたが、パンフレットと散華を人数分いただいた。 左側が新本堂。外壁はお不動様のご真言に包まれた「真言梵字壁」。右側が旧本堂で、江東区文化財。
富岡八幡宮に移動。緑の境内に朱が鮮やか。 資料を見ながら、富岡八幡宮の解説を聞く。
本殿右手にある明治33年に建立された横綱力士碑。 参道の方には、大関力士碑、巨人力士身長碑、巨人力士手形・足跡碑などもあり、相撲ファンには見逃せない。
参道入口に平成13年に建立された伊能忠敬銅像。測量の旅に出るときは富岡八幡宮で無事を祈念してから出発したという。 富岡八幡宮の東の端の堀跡にかかる八幡橋。中央区の楓川にかかっていた旧弾正橋が移設された。国内最古の国産の鉄橋で国の重要文化財。
富岡八幡宮の東側、富岡2丁目辺りにある三十三間堂跡地。京都の三十三間堂を模して浅草に創建された三十三間堂が、元禄11年ここに再建された。 三十三間堂の正面は平久川に面した方である。レリーフを見ながら解説を聞く。通し矢のレリーフも印象的。
緑が濃くなってきた木場親水公園の遊歩道。このころから雨が少し強くなってきた。 木場公園に入ると雨は本格的になり、木場駅に出たところで解散。
公園内で見つけたハグマノキがちょうど見頃だった。

バナースペース

江戸東京博物館友の会

〒130-0015
東京都墨田区横網1-4-1

TEL 03-3626-9910